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「100均」

一人当たりの購買額は月600円、10年で1.6倍に増加
 100均市場が伸びている。
100円ショップの一人当たりの購買額を推定すると、2021年度は平均で月間635円と推計され、前年を35円上回った。10年前の2011年度は390円だったものの、2012年度に400円、その5年後となる2017年度には500円を突破。さらにその3年後には600円を上回り、10年で1.6倍に増加した。

100均市場、2021年度は9500憶円の見込み
 大手5社を中心とした国内100円ショップ市場は、2021年度から約500億円(5.8%増)となる見込みとなった。衛生用品等で底堅い需要が確保できたことに加え、独自商品や高機能商品など付加価値を高めた100円以外の価格帯の商品導入が各社で進み、他商品の販売減をカバーできたケースが見られた。
近年は、インターネットやコンビニ店舗等、販売チャネルの多様化も進むほか、クオリティーやデザインの見直し、最新のトレンドや細かな需要変化を捉えた新商品の投入など、価格以外の商品訴求力も大幅に向上している。
また、積極的な店舗展開も業績を押し上げる要因となった。大手4社の店舗数は2019年度末時点で7687店だったのに対し、
2022年2月末時点では約8400店(6.4%増)と、2年間で約800店舗増加した。各社とも年間100店超えの新規出店を続けており、早ければ2025年度にも1万店を突破するとみられる。

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