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ソーシャルギフト-1-

【コロナで変わる贈り物、ソーシャルギフト急成長の理由】

中元・歳暮文化の衰退に加え、コロナ禍での冠婚葬祭イベント減少もあり、フォーマルギフト市場は法人向け・企業向け共に停滞している。
こうしたなか、家族や友人間で気軽に贈りあう「カジュアルギフト」や、企業が販促目的で顧客に贈る「販促ギフト」の市場は、堅調に推移している。なかでも、これらの需要を後押ししているのが、ネットで気軽に贈りものができる「ソーシャルギフト(eギフト・デジタルギフト)」だ。

ソーシャルギフトとは、オンラインで気軽に贈りものができるサービスのこと。
パソコンやスマホで商品を選び決済すると、送り先にeメールやSNS通知が届く。それを受けた相手は、店頭での受け取りや配送先の指定を行い、最終的に商品を受け取ることができる。SNSやメールなどを通じて、「相手の住所を聞く」という手間をかけずにギフトを直送できるところが強みで、商品探しから受け渡しまでがオンラインで完結できることから、電子ギフト券や各種ポイントを贈るのにも適している。

こうした利便性の高さから、ちょっとしたギフトを気軽に贈りあえるツールとして若年層を中心に浸透しており、今後の市場拡大に熱い視線が注がれている。実際にこうしたソーシャルギフトのプラットフフォーム運営はネット通販やSNSやポイントサービスの運営、電子決済サービスなど、専業企業以外にも様々な分野から参入が進んでいる。

・フォーマルギフト市場は停滞も、カジュアルギフト、販促ギフト市場は堅調
・ネットで気軽に贈りものができるソーシャルギフトサービスが増加
・法人の販促ギフト需要が成長支えるが、個人にも本格普及の兆し

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