お知らせ

視野

目を動かさないで見ることのできる範囲を視野といいます。片目で見た時の視野は約160度、両目では約200度ありますが、そのうち色彩を確認できる範囲は左右35度程度しかありません。

-運転時の注意-
信号や標識など、色まではっきり見分ける必要のあるものは、できるだけ目を向けて視野の中心で捉える必要があります。また、速度が速くなればなるほど視野は狭くなります。すると、ドライバーは視野の中心にある遠方を見つめるようになるため、近くの状況が見えにくくなります。速度を出しすぎると、車の直前に出てくる歩行者や自転車など、危険を見落としやすくなります。

-コリンジョンコース現象-
遮るものが何もない見通しの良い交差点で、出合頭の衝突事故が発生することがあります。交差道路を2台の車が同じ速度で同じ交差点に向けて走った場合、お互いに相手が同じ位置に見え続けます。人間の目には止まっているものを見つけにくいという性質があり、しかも視野の端にあるため、はっきりと認識できません。お互いの速度が速ければ速いほど視野から外れなおさら見落としやすくなります。この現象をコリジョンコース現象といい、飛行機や船でも同様の事故が起きています。
見通しの良い交差点を通行するときも速度の出しすぎに注意しましょう。

Return Top