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ジェットコースターに子供を乗せるときにも、安全ベルトなしで乗せることができますか?

チャイルドシートは基本中の基本!
車に乗るとき、大人にはシートベルト、子供にはチャイルドシートが命を守る重要な役目を果たすことになります。にもかかわらず、チャイルドシート使用率は未だ66.2%に留まっています(警察庁・JAF合同調査2018年)。6歳未満の子供には道路交通法でチャイルドシートの着用が義務付けられていますが、年齢層別では1歳未満が84.4%と高いものの、4歳までが67.9%と急落し、5歳では44.1%とさらに下がっています。

シートベルトの必要性ですが、40km/hの速度になると、壁などに衝突したときには体重の約30倍の衝撃が発生します。体重の60kgの大人なら約1.8t、体重10kgの子どもでも約300kgということになります。これはとても自分の腕の力で支えられません。吹き飛ばされてフロントガラスを突き破る、という状況もあり得ると想像できるのではないでしょうか。
ではなぜチャイルドシートを使わないのでしょうか?その理由は「子どもが嫌がるから」「ちょっとそこまでだから」「高価だから」「取り付けが面倒だから」という声が多く聞かれるそうです。でもそんな保護者の方に聞きたいのは、遊園地でジェットコースターに子どもを乗せる時にも、その理由で安全ベルトをしないで乗せますか?ということです。
車に乗る時もジェットコースターに乗せるときと同じ状況なのだと想像してみてください。スピードもジェットコースターより高速道路のほうが速いのです。

子どもの骨格はもろい。大人用シートベルトは身長140~145cm以下では安全が担保されないと記載されている車両もあります。つまり5.6歳になっても身長がそれより低ければ、シートベルトの性能は発揮できないということです。この場合はチャイルドシートの中でも身長100cm体重15kgを超えたあたりからの子どもが使用することを前提とした、ジュニアシートを使用してください。
車に乗るのが大好きな子供は多いです。しかし、ほんの幼児や、子どもがご機嫌ナナメなときもあります。子どもが泣いて嫌がったとしても、命を落とす悲しみを思えばチャイルドシートに乗せないという選択肢はく、休憩をこまめに取りながら子どもの負担を減らしてあげることに時間を費やしたいですね。


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